今朝の津波警報で実感…「犬と避難、どうするの?」
2025年7月30日朝、カムチャッカ半島沖で発生した大地震により、日本各地に津波警報・注意報が発表されました。
私の住む東京でも緊急速報が出て、愛犬たちが自宅にいる状態で出社中の私は、心臓がギュッとなる思いでした。
こんな時、改めて痛感するのは——
「ペットと一緒に避難するには、事前の備えが何よりも大切」ということです。
この記事では、愛犬と一緒に命を守るための災害・避難対策を、今日の体験も交えながら詳しくお伝えします。
日本は災害大国。ペットも「家族」として守る時代へ
地震・津波・水害・台風・噴火……日本は自然災害の多い国です。
環境省は、ペットと避難する「同行避難」を原則としていますが、いざ避難所へ行ってもペット受け入れ不可のケースもあり、油断はできません。
✔ ペット不可の避難所も存在
✔ 津波・洪水で自宅に取り残されるケースも
✔ 地震後に飼い主が不在でペットがパニックになることも
「もしも」の時に備えることで、愛犬の命と心を守ることができるのです。
犬と一緒に避難するための5つの備え
① 【避難グッズ】最低3日分を目安に用意しておく
- ドッグフード(賞味期限の長いもの or 缶詰)
- 水(人間用とは別に)
- 食器・折りたたみボウル
- マナーベルト/マナーパンツ・うんち袋
- タオル・ブランケット(匂い付きだと安心)
- リード・ハーネス(迷子札付き)
- クレートや折りたたみサークル(安心できるスペース)
わが家では、なるべく生食に性質が近いフリーズドライフードや、自然素材のおやつのストックを日頃から準備しています。いざという時に食べ慣れたものがあると、犬の不安も軽減されます。
② 【迷子対策】首輪・迷子札・マイクロチップをセットで
災害時、首輪が外れたりパニックで逃げてしまうケースも。
名前・連絡先を記載した迷子札は必須です。マイクロチップの登録も再確認を!
【避難所情報】ペット可の避難場所を事前にチェック
市区町村のハザードマップには、「ペット同伴可避難所」の記載がある場合があります。
おなじ区でも、エリアによって対応が異なります。
今日のように急に津波警報が出た時、「今すぐどこへ行けるのか」が頭に入っているかどうかで行動が変わります。
【お留守番時】自宅の安全性とペットの居場所を考える
私は、愛犬たちがマンションにいますが、津波の可能性が出たときに「高層階=一時的な安全地帯」になりうることも確認できました。
✔ 留守中でも逃げ場があるか
✔ クレートやサークルが高い場所にあるか
✔ 火災やガス漏れ対策はできているか
停電対策として、夏は冷感マットや通気性の良い寝床を用意し、災害によるエアコン停止にも備えています。
【平常時からの慣れ】クレートトレーニングは最強の備え
避難時はクレートが必須。
「普段からクレート=安心できる場所」として慣れさせておくことで、避難先でも落ち着いて過ごすことができます。
クレートが大好きで「自分から入って寝る」こともあるくらいにしておくと安心です。
クレートトレーニング=命を守る行動訓練とも言えるのです。
犬用の非常持ち出し袋チェックリスト
□ フード(3日分) □ 飲み水(500ml ×3本)
□ 食器・ボウル □ トイレシート・処理袋
□ 予備の首輪・リード □ 迷子札・ワクチン証明書コピー
□ 常備薬(ある場合) □ タオル・ブランケット
□ クレート/キャリー □ お気に入りのおもちゃ1つ
最後に:犬は「待つことしかできない」存在だから
私たち人間は情報を得て、判断し、動くことができます。
でも、犬たちは飼い主が迎えに来てくれるのを、ただ信じて待つしかありません。
だからこそ、「備えること」=「命を守る愛」なのだと、今日の津波警報を通じて改めて実感しました。
「ふりふりしっぽ」では今後も災害対策や防災情報を発信していきます!
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大切な家族を、日常の中から守っていきましょう。
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