– 腸を整える“うるおいスープ”の魅力と活用法 –
犬の腸活でよく耳にするようになった「ボーンブロス」。
でも、「そもそも何?」「どうやって作るの?」「あげて大丈夫なの?」と感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
この記事では、ボーンブロスとは何か?その効果や作り方、与え方について、
初めての方にもわかりやすく解説します◎
ボーンブロスとは?
「ボーン=骨」「ブロス=煮出し汁(スープ)」。
つまりボーンブロスとは、骨を長時間煮込んで抽出したスープのこと。
犬用として使う場合は、塩や香辛料を一切使わず、
骨そのものから出るうまみ・栄養成分を活かすのがポイントです。
ボーンブロスの期待できる効果
ボーンブロスが“腸活”によいと言われる理由は、以下のような栄養素の働きによるもの。
栄養素 | 主なはたらき |
コラーゲン・ゼラチン | 腸壁を守る/粘膜を保護する |
グルコサミン・コンドロイチン | 関節サポート、炎症の抑制 |
アミノ酸 | 修復・免疫力の維持 |
ミネラル類(Ca, Mg, Pなど) | 骨・皮膚・神経の健康を保つ |
特にゼラチン質には“腸の粘膜を整える働き”があり、
・便秘や下痢を繰り返す
・食が細い
・腸が過敏なタイプ
の子にとても相性が良いです◎
犬用ボーンブロスの作り方
材料(例)
- 鶏ガラや鶏ネック、骨付き手羽中など(国産・無添加が安心)
- 水 骨がしっかりかぶるくらい
- お好みで:りんご酢(ごく少量/カルシウムの抽出を助ける)
※牛骨や豚骨でもOKですが、最初は鶏系のほうが扱いやすい&低脂肪でおすすめ!
作り方(シンプル版)
- 骨をサッと湯通し(アク抜き)
- 圧力鍋や鍋に骨+水+りんご酢少量を入れる
- 弱火〜中火で6〜12時間じっくり煮込む
- 粗熱が取れたら骨を取り除き、スープだけを保存
圧力鍋はNGです!
冷蔵で3〜4日、冷凍で2週間〜1ヶ月保存可能です◎
※脂が多いときは、冷やしたあとに上澄みをすくって取り除いてもOK!
ボーンブロスの与え方アイデア
冷蔵でも、冷凍でも、使いやすさは抜群◎
以下のようにアレンジしてみてください:
- 食事に少しかけて香りUP(食欲が落ちている子にも)
- 冷凍キューブにして、暑い日の水分補給に
- ゼリー状にして腸ケアおやつに(寒天やゼラチンで)
- 水分が苦手な子のお散歩後にぬるま湯+ブロススープを
- 胃腸が疲れているときの“リセットごはん”として(ボーンブロス、岩塩のみ)
わが家の取り入れ方
ラナちゃん&ルアくんには、
暑い季節は冷凍キューブで水分補給、
寒い時期は朝ごはんにあったかボーンブロスをかけて胃腸を温めるようにしています。
味が自然なので、食が細くなりがちなシニア犬のしょこちゃんにも人気です!
市販のボーンブロスを使うときの注意点
「忙しくて手作りは無理…」というときは、市販品も便利です。
ただし選ぶときは以下の点に注意!
- 塩・調味料・添加物が入っていないかチェック
- 原材料が明確なもの(例:国産鶏骨・水だけ、など)
- 冷凍タイプのほうが成分の変質が少ない傾向あり
わが家では、KUTT BONE BROTH NISHINOMIYAさんのボーンブロスを愛用しています。
まとめ|腸活の“おだし”は、毎日続けやすい
ボーンブロスは、“腸活におけるお味噌汁”的な存在。
身体を整えながら、心もほっとするケアができます。
特に、
- 子犬の腸の発達サポートに
- シニア犬の消化サポートに
- 食欲が落ちたときの水分+栄養補給に
とっても役立つやさしいスープです。
無理なくできる範囲で、まずはスプーン1杯から。
愛犬のしっぽがふりふりになる、そんな小さなケアを重ねていきましょう。