成長期・老齢期こそ“腸”が大事な理由
犬の健康を支える「腸」は、成長段階や年齢によってケア方法が異なります。
特に子犬期とシニア期は“腸”の働きに大きな変化がある時期。
そのタイミングで、適切な腸活を行うことで、
「食べたものをしっかり吸収し、免疫も保てる身体」へと導くことができます。
この記事では、子犬・シニア犬に合わせた腸活ケアと、
年齢別のおすすめの食材や習慣についてご紹介します!
子犬期の腸活|“これからの身体”をつくる土台に
子犬の腸はまだまだ未熟で、菌バランスも安定していません。
だからこそ、善玉菌を育てるサポートが大切。
特に生後3〜6ヶ月の間は、
・ワクチン
・生活環境の変化
・フードの切り替え
などで腸が乱れがち。うんちの状態にも影響しやすいです。
☆子犬の腸活ポイント
- 発酵食品をほんの少量から(例:発酵野菜、ぬか漬けの汁ごく少量)
- 乳酸菌や酵母サプリの導入(例:アニマストラス、植物性乳酸菌)
- 適度な脂質と消化しやすいタンパク質をバランスよく
- ストレスや不安を減らす工夫(腸は“こころ”の影響を受けやすい)
☆わが家のルアくんの場合
我が家のルアくん(生後3ヶ月)は、
アニマストラス(酵母菌)と発酵野菜のほんのひとかけを、
毎日の生食に混ぜて与えています。
また、緑イ貝やサーモンオイルなど、腸壁を守るサポート食材も取り入れています◎
シニア犬の腸活|“守る力”を補い、ゆるやかに整える
7歳頃から少しずつ“腸の元気”は落ち始めます。
特に10歳を超えてくると…
- 消化酵素の分泌量が減る
- 善玉菌の数が減る
- 吸収率が落ちる
- 便秘 or 下痢が続きやすくなる
こうした変化は、食事を見直すことで緩やかに整えていくことが可能です。
☆シニア犬の腸活ポイント
- 腸内に栄養を残さない“低負担ごはん”に(消化性を重視)
- 水溶性食物繊維をプラス(例:かぼちゃ、りんご、海藻)
- 乳酸菌や酵素サプリの活用(特に便秘気味の子に◎)
- 水分をたっぷりとる(スープやゼリーで楽しく)
☆実家のしょこちゃん(14歳)の場合
しょこちゃんには、ぬるま湯に溶かした発酵野菜ふりかけ+ヤギミルク少量を。
普段のおやつも、加熱した野菜や魚系のシンプルなジャーキーにしています。
便の質が安定し、以前よりも毛艶がよくなりました◎
年齢に合った腸活ケアを取り入れると…
「腸活=特別なこと」ではありません。
子犬には、育てる腸活。
シニア犬には、守る腸活。
少し意識するだけで、うんち・毛並み・お腹の張り・表情に変化が出てきます。
☆おすすめ年齢別・腸活食材まとめ
年齢層 | おすすめ食材/サポート成分 | 使い方 |
子犬 | アニマストラス、発酵野菜、緑イ貝、ヤギミルク | 少量を食事に混ぜて |
成犬 | 発酵野菜、味噌汁の上澄み、納豆、サーモンオイル | 日替わりでローテーション |
シニア | 発酵野菜、サーモン、かぼちゃ、スープゼリー、乳酸菌サプリ | 柔らかめ+水分重視で調整 |
あとがき
腸を整えることで、全身の健康が底上げされるのはもちろん、
精神的にも安定しやすくなります。
子犬も、シニア犬も、
「今日のごはん、美味しかった!」
「お腹の調子がいい!」という小さな実感を積み重ねることが、
幸せな毎日=ふりふりしっぽが増える日々につながると信じています!