「生骨って小型犬には危ないんじゃないの?」
「うちの子、喉に詰まらせたらどうしよう…」
そんな不安から、興味はあるけど踏み出せない飼い主さんも多いのではないでしょうか?
でも実は、正しい知識と与え方さえ知っていれば、小型犬にとっても“生骨”は健康を支える栄養源のひとつになるんです。
この記事では、小型犬(特にチワワ)に生骨を与えるメリットとリスク、安全な始め方と注意点を詳しく解説します。
我が家のチワワ、ラナちゃん(1歳・2.6kg)とルアくん(生後3ヶ月・1kg)のリアルな体験談もたっぷり紹介します◎
なぜ犬に「骨」を与えるの?
犬は本来、肉・骨・内臓をまるごと食べる習性のある動物。
そのため、骨は単なる“おやつ”ではなく、食事として重要なカルシウム・リン・コラーゲンなどの栄養源でもあります。
特に生骨は:
- 関節や骨格の健康をサポート
- 歯石の予防・デンタルケア効果
- 食事に“噛む”時間を取り入れることでストレス解消
といった嬉しい効果も期待できます。
小型犬に生骨って危ないの?
一番多い疑問がこれですよね。
答えは…
「正しい骨を、正しい形で与えれば、決して危険ではありません」
ただし、間違った種類・サイズの骨を与えたり、加熱された骨を与えることは喉詰まりや消化不良の原因になるので絶対にNG!
小型犬に生骨を与えるときの【3つの鉄則】
① 必ず「生の骨」を与える(加熱NG!)
加熱された骨は裂けやすく、鋭利な形状になってしまいます。
これが喉や消化管を傷つける原因に。
加熱骨=絶対NGと覚えておきましょう。
② 小型犬向けの「やわらかく・細い」骨を選ぶ
初心者におすすめなのは以下のような骨:
- 鶏のネック(首)
- 鶏の手羽中
- うずらの骨付き肉
- 鶏の軟骨類(やげん軟骨など)
実際、ルアくん(体重800g)は、鶏ネックを冷凍→半解凍状態で1本そのままカミカミしています。
初回は見守りながら与えましたが、しっかり噛みほぐして食べていてびっくり!
③ 食べる様子を“絶対に目を離さず”見守る
小型犬に生骨を与えるときは、必ず目の届く範囲で与えることが大前提。
- 丸飲みしないか
- 固い部分で苦戦していないか
- 小さなかけらが飛んでいないか
など、最初のうちは観察と声かけをしながら慎重に慣らしていきましょう。
実例:ラナちゃん&ルアくんの「生骨チャレンジ」
我が家のラナちゃん(チワワ・2.6キロ・1歳)は、慎重派で初めての食材には少し時間がかかるタイプ。
生骨デビューは1歳を過ぎてから、やげん軟骨のスライスからスタートしました。
最初はクンクン…と観察していましたが、徐々に「バリッ、バリッ」と音を立てて上手に完食!
ルアくん(チワワ・1キロ・パピー)は真逆で、生後3ヶ月で鶏ネック1本をポリポリ完食。
- 生食に慣れていて、胃酸もすでにしっかり出ていれば消化できる
- 小型犬でも、鶏ネックは比較的細くて柔らかく、軟骨が中心
- ルアくんは既に生骨入りのごはん(ハグボックスなど)を食べていて慣らし済み
まだ乳歯の時期ですが、骨が適度にやわらかく、噛みごたえもあるため安心して与えられました。
よくある質問Q&A
Q1:毎日あげてもいいの?
栄養バランスを保つために、「毎日ではなく週に2~3回程度」が目安。
カルシウム過剰になるとリンとのバランスが崩れるため、内臓や筋肉肉とローテーションで与えましょう。
Q2:うんちが白くなったけど大丈夫?
生骨を食べた後の便が白っぽく・硬くなるのはカルシウムを多く含んでいる証拠。
出にくそうでなければOKですが、水分や内臓を足して調整しても◎
Q3:どこで買えるの?
HUG BOXさんは生骨は含まれています。WAN MARTさんやwan_gohanさんなど、犬用の生食材を専門に扱うショップで購入できます。
ヒューマングレードで鮮度の高いものを選ぶと安心です。
与え方まとめ:小型犬でも「安心&楽しい生骨ライフ」を
- 初心者は鶏ネックや軟骨などやわらかい骨から
- 加熱骨は絶対NG、生で与えること
- 必ず見守って安全確認を
- 過剰に与えず、栄養バランスを考える
「小さいからこそ怖い」と思われがちな小型犬への生骨ですが、正しい知識があればむしろ健康にプラス。
我が家のチワワたちも、生骨タイムをとても楽しみにしています◎
最後に:怖がらず、一歩ずつ
初めての生骨は、誰だって不安なもの。
でも、最初の1本を食べ終えたときの愛犬の満足げな表情は、きっと忘れられないはずです。
「どう与えたらいいか分からない…」という方は、冷凍済みのミニ骨付き肉から始めてみるのがおすすめです!