手作り犬ケーキの魅力と注意点|安心・安全なお祝いのために知っておきたいこと
大切な記念日、どんなケーキを選ぶ?
「うちの子の誕生日、なにか特別なことをしてあげたい」
そんなときに思い浮かぶのが「犬用ケーキ」。SNSでも可愛い犬ケーキがたくさん紹介されていて、見ているだけでワクワクしますよね。
でも、アレルギーやお腹の弱さが気になる子にとって、市販のケーキをそのまま与えるのはちょっと不安…という飼い主さんも多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
だからこそ、「安心して喜んでもらえるケーキを作りたい」と思い、自分で手作りするようになりました。
手作り犬ケーキのメリット
手作りには、見た目以上の“メリット”がたくさんあります。
1.
食材を選べる安心感
アレルゲンとなる食材を避けたり、添加物を使わないケーキを作ることができます。
うちのラナちゃんは、小麦粉・乳製品・加熱済みの肉に反応しやすいので、これらを使わないレシピを取り入れています。
2.
体調や年齢に合わせてアレンジできる
シニア犬にはやわらかめの食感で、若い子には食べ応えのある素材で…など、その子に合わせて作れるのが魅力です。
3.
見た目以上に「想い」が伝わる
時間と手間はかかりますが、「うちの子のためだけに作った」という愛情がダイレクトに伝わるのも手作りのいいところです。
手作りでも“注意すべきポイント”
ただし、「手作り=安全」ではありません。以下の点には特に注意が必要です。
1.
犬が食べてはいけない食材を使わないこと
ネギ類、チョコレート、ブドウ、アボカドなどはNG。
うっかり入れてしまわないよう、必ず事前にチェックしましょう。
2.
高カロリー・高脂質にならないように
記念日とはいえ、あまりにこってりしたケーキは消化の負担になることも。
生クリームやバター、チーズなどの乳製品は避けるか、ごく少量に。
3.
“甘さ”はいらない
人間用のケーキのように砂糖や甘味を加える必要はありません。
さつまいもやかぼちゃなど、素材の自然な甘みで十分美味しく食べてくれます。
私が選んだのは「じゃがいも&さつまいも」ベース
私が作っている「ふりふりしっぽの犬ケーキ」は、以下のような素材だけでできています。
- じゃがいもとさつまいものペースト
- 無添加の野菜パウダー(色味づけ用)
使っていないものは以下👇
× 小麦粉
× 米粉
× 乳製品
× 肉・魚
× 着色料や保存料
市販のケーキに多く使われがちな「米粉」も、消化の負担になりやすいと感じているため、うちでは使用していません。
じゃがいもやさつまいもはアレルギーが出にくく、エネルギー源としても安心して使える素材です。
「映える」より「合う」ことが大事
SNSに載っているケーキは本当に可愛くて華やかですが、
見た目の豪華さよりも、その子の体質に合っているかどうかが一番大切。
ケーキを食べたあとにおなかがゆるくなったり、リッキーガード(ゆる便)や涙やけがひどくなった…なんて話も実際によく聞きます。
だからこそ、「映えるか」ではなく「うちの子に合うか」を基準に、ケーキを選びたいと私は思っています。
お祝いは、体にやさしいケーキで
年に1回の誕生日。
できるだけ元気で、笑顔で迎えてほしい。
そしてその日が、わんちゃんにとっても「うれしい日」として記憶に残ってくれるように。
手作りケーキには、その子への深い愛情と、健康を願う気持ちが詰まっています。
手作りが難しい場合は、材料にこだわったケーキを選ぶのもひとつの手。
どんな形であれ、「想って選ぶ」ことが一番のプレゼントだと思います。