犬にやさしいおやつの選び方|本当に安心な素材とは?
「食べたあと、大丈夫かな?」と毎回気になるあなたへ
わんちゃんのことを本当に気にかけるようになると、おやつ選びには慎重になりますよね。
私自身、ラナちゃん(チワワ・1歳)と暮らすようになってから、おやつの選び方を大きく見直しました。
市販のおやつの中には、「グレインフリー」「無添加」と書かれていても、実は小麦粉・米粉・乳製品・豆類など、うちの子には合わないものがたくさん使われていることや、あげたくない「添加物」も・・・。
ラナちゃんの場合、小麦や乳製品などを摂ると、おなかが緩くなるタイプ。涙やけや目元の赤みが出やすくなるタイプの子も多いのではないでしょうか。
それ以来、おやつに使う素材や成分には、特に気をつけるようになりました。
アレルギーの原因は「たんぱく質」だけじゃない
「犬のアレルギー=鶏肉や牛肉などの動物性たんぱく」と思われがちですが、実は
穀物類(小麦・米など)や乳製品、保存料・香料などの添加物が原因になっているケースも多くあります。
また「グレインフリー」と表記されているフードでも、代わりに使用されている豆類・タピオカ・芋類が、アレルギーや消化不良の原因になることも。
もちろん、どの食材が合う・合わないかは個体差がありますが、
私は経験上、「小麦 < 米粉 < じゃがいも・さつまいも」の順で消化への負担が少ないと感じています。
とはいえ、普段からじゃがいもやさつまいもをおやつとして積極的に与えているわけではありません。
うちではそれらは“ごくたまにのトッピング”や“特別なケーキの材料”として使うのみで、
基本のおやつはもちろんもっとシンプルなものを選んでいます。
私が選ぶ「本当に安心なおやつ」の基準
1.
原材料がひと目でわかるもの
「〇〇100%」のように、素材が明快なものを選ぶようにしています。
たとえば、添加物なしの手作りジャーキーや野菜や果物のフリーズドライ、牡蠣・帆立・小魚などのフリーズドライなど、その日の体調や天気によって変えています。
2.
加工が最小限のもの
香料・保存料・着色料などが一切使われていないもの。
素材の風味や栄養そのままを大切にしている商品を選んでいます。
3.
その子の体質に合うか
「アレルゲンフリー」と書かれていても、うちの子に合うかどうかが一番大事。
食べた後の体調・便の状態・表情などをよく観察して、合わないと感じたらすぐにやめます。
我が家の「ふだんのおやつ」
ラナちゃんのおやつは、基本的に生食をベースにしたごはんでしっかり栄養をとっているため、
おやつは“嗜好品”として、ごく少量だけ与えています。
主に使っているのは、
- シンプルな原材料のみの鹿肉ジャーキーや肉の内臓部分のドライ
- 牡蠣や帆立、小魚のフリーズドライ
- 一部の野菜や果物(りんご、ブロッコリーなど)のフリーズドライ
※素材を信頼できるメーカーから選んでいます。フードドライヤーで自作するときもあります。
じゃがいもやさつまいもは、普段は使用せず、特別なケーキを作るときや、お祝いのトッピングとしてのみ使用しています。
特別な日の「じゃがいもケーキ」はなぜOK?
普段のおやつには使わないじゃがいも・さつまいもですが、
犬用ケーキとして使用する場合には、非常に優秀な素材だと感じています。
- アレルゲンになりにくく、穀物より消化しやすい
- 自然な甘さと色合いで、犬が好む味
- ペーストにしやすく、絞りなどの加工も可能
我が家の「ふりふりしっぽの犬ケーキ」は、
じゃがいもとさつまいものペーストのみを使い、色づけには野菜パウダーのみを使用。
米粉や乳製品、肉魚類は一切使わないので、アレルギーのあるわんちゃんにも安心してプレゼントできるケーキです。
わんちゃんにとって「おやつ」とは
おやつは、ただの“間食”ではなく、
飼い主さんとのコミュニケーションや、「できたね!」のご褒美のツールでもあります。
だからこそ、「大好きだけど体に合わないもの」ではなく、
「食べてうれしいし、あとで苦しくならない」ものを選びたい。
アレルギーがあると選択肢が狭まるように感じるかもしれませんが、
本当に体にやさしい素材に出会うと、逆にその子への理解が深まり、絆もより強くなる気がします。