“映えるだけ”じゃない。犬の健康に本当に寄り添うケーキとは?
“かわいい”だけで選んでない?
愛犬の健康と安全のために考えたい「映えるケーキ」の裏側
InstagramやSNSでは、色とりどりの犬用バースデーケーキがたくさん並んでいますよね。
お花のようにデコレーションされたホイップ、カラフルなアイシング、チョコレート風の飾りや、名前入りのクッキー…。
どれもとてもかわいくて、つい「うちの子にもこんな素敵なケーキを!」と憧れる気持ち、よくわかります。
でも本当に大切なのは、そのケーキが“わんちゃんの体にとってやさしいかどうか”だと思うのです。
SNSでよく見る「かわいい犬ケーキ」、中身は?
実際に、私も以前はいろいろな犬用ケーキを見比べたり、原材料を確認しています。
でもそのときふと疑問に感じたのが、「このキレイなクリーム、いったい何でできてるんだろう?」「着色はどうしてるの?」ということ。
原材料をよく見てみると、乳製品(ヨーグルトやホイップ)・米粉・小麦粉・動物性たんぱく質(お肉やチーズ)・人工色素が含まれていることも少なくありません。
もちろんすべてが悪いわけではありませんが、体質によってはアレルギーを起こしたり、おなかを壊したりする子もいるんです。
映えより、うちの子にとって“負担がない”ケーキを
私の愛犬ラナちゃんは、小麦や乳製品でリッキーガード(※ゆるいうんちやお腹の不調)が起きてしまう子です。
どんなに見た目が可愛くても、ラナちゃんが体調を崩してしまうのは本末転倒。
「お祝い」は、体調よく過ごせることが前提だと、私は思っています。
だから私は、じゃがいもとさつまいもだけで作る「ふりふりしっぽの犬ケーキ」を作るようになりました。
素材はたったこれだけ。でもそれがいい。
ふりふりしっぽのケーキには、以下のような特徴があります。
- 主な原料はじゃがいもとさつまいものペーストのみ
- 乳製品、小麦、米粉、肉、魚不使用
- 色味はすべて野菜パウダーで自然に表現
- 保存料・添加物不使用
このように、極力「負担になるものを入れない」ことにこだわって作っています。
ホイップクリームのような飾りも、野菜パウダーを混ぜたじゃがいもペーストを絞って仕上げているんです。
ケーキは“ごほうび”。だからこそ安心できるものを。
ケーキは日常のごはんではありません。
「1年に1回だけ」「特別な記念日のお楽しみ」として与えるものかもしれません。
でも、特別なものだからこそ、安心して与えたい。
「食べたあとに体調を崩さないかな」「アレルギー出たらどうしよう」と思いながら与えるのは、どこか悲しいですよね。
愛犬が安心しておいしく食べて、しっぽをふって喜んでくれる。
その姿が、私たちにとって何よりの幸せです。
「見た目」ではなく、「想い」が伝わるケーキを
ふりふりしっぽのケーキは、
SNSで“映える”ような派手さはないかもしれません。
でも、「うちの子の体に負担をかけずに、喜んでもらいたい」そんな想いが詰まったケーキです。
特別な日だからこそ、愛犬の体のことをちゃんと考えて選ぶ。
それは、きっと一番の愛情表現になると思うんです。
まとめ:かわいいだけじゃなく「安心」を贈ろう
犬のケーキ選びに正解はありません。
でも、「かわいいから」「流行ってるから」だけで選ぶのではなく、
「うちの子に本当に合っているか?」を一度立ち止まって考えること。
ふりふりしっぽのケーキは、そのきっかけのひとつになれたらうれしいです。